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ファクタリングには大きく5種類ある!それぞれのサービスを徹底解説!

売掛金の債権をすぐに現金化できるファクタリング。
2022年現在、新型コロナウィルスの影響もあり経営の安定化につなげることができるファクタリングに注目が集まっています。
すぐに現金を手にすることができない状況を打破することによって、資金不足による業績悪化を回避することにもつながります。
ファクタリングを利用するタイミングとしては、「手数料を差し引いても、すぐに現金化したほうが将来的に得を取れる」というのが1つの基準となってきます。
また、不明なことがある状態でファクタリングを利用してはいけないというのも失敗を回避するための大切なポイントです。
利用できるファクタリングは大きく分けて5つ種類があり、それぞれ特性を持っています。どのような種類があるか知ることにより、安心してファクタリングを利用できるようになりますので理解を深めておきましょう。

大きく分けて5つ。ファクタリングの種類別解説

ファクタリングの種類は大きく分けて5種類です。
商品やサービスを売り上げて発生する売掛金の債権を利用できるもの、取引先の売掛債権を保障してくれるものなど、それぞれ内容が異なります。
現時点ではただの売掛債権であり現金として活用できないものであっても、ファクタリングを利用することですぐに現金を得ることができます。
全ての内容を完璧に覚える必要はありませんが、最低限、利用するべきファクタリングの種類を判断できると良いです。
種類ごとに手数料や条件、現金化までのスピードも異なります。どのような種類があるのか正しく把握しておきましょう。

買取ファクタリング

最もスタンダードな種類として知られているのが買取ファクタリングです。
商品やサービスを提供して発生した売掛金の債権をファクタリング会社に売却して現金化できる仕組みです。
「現金化までのスピードが早い」というのが最大の特徴です。
買取ファクタリングのメリットは、「最短即日で資金調達ができる」、「保証人や担保の必要がない」、「信用情報への影響がない」という点。デメリットは、「手数料が割高」という点が挙げられます。
ファクタリング会社によっては、現金化の際の取引先情報に信用審査があるケースがありますので、都合が悪い場合は事前に確認しておくようにしましょう。
ファクタリング会社への支払いは取引先から売掛金が入った際となりますが、それまでの間に取引先が倒産してしまったケースでも基本的には、現金の返済義務はありません。
活用事例としては、仕入れで現金を使っているのに売り上げた現金の売掛金は1か月後や2か月後となっているというケースなどで、キャッシュフローを改善するために利用できます。

保証ファクタリング

保証ファクタリングは、商品やサービスを提供して発生した売掛金の債権をファクタリング会社が保障してくれるものです。
買取ファクタリングとは異なり、債権をすぐに現金化してくれるものではなく、あくまでも「売掛金の支払いを保証してくれる」ものとなりますので注意が必要となります。
取引先の信用が低いケース、売掛金が1つの会社に集中してしまっているケースでリスク回避を目的として活用できるものとなっています。
保証ファクタリングのメリットは、「リスク回避ができる」、「与信調査ができる」という点が挙げられます。デメリットは「ある程度高額な取引でしか利用できない」という点です。
買取ファクタリングのように少額な売掛金にも適用できるというよりは、ある程度まとまった売掛金に対して適用されるものとなっています。

ファクタリング会社への保証料がかかりますが、保証料は取引先の経営状況や信用度に直結して変動します。
ファクタリング会社が取引先の信用調査をおこない、保証の枠が決められ、その枠内で売掛金回収の保証をしてくれます。
活用事例としては、売掛金の30%~50%以上特定の取引先に偏っているケースや、大きな取引により大きな売掛金が発生したケースなどでリスク回避のために利用するというのが大半です。

一括ファクタリング

売掛金の債権を金融機関が一括して買い取ってくれる仕組みを一括ファクタリングと言います。
基本的には会社と金融機関の信頼関係の下におこなわれるものです。会社の規模や信頼がなければ利用することはできませんので、注意が必要です。
売掛金の債権を買い取ってくれるという意味では、買取ファクタリングと同じですが、複数の債権をまとめて買い取ってくれることによって、まとまった現金を得ることができます。売掛金の処理に掛かってくる複数の事務処理も省略できます。
一括ファクタリングのメリットとしては「手形の発行や事務処理の軽減」、「印紙税の軽減」、「企業のイメージアップ」が挙げられます。イメージアップについては、金融機関と取引ができる信用力のある企業としてのステータスを得ることができるためです。
手数料は買取ファクタリングよりも低めとなっています。
デメリットとしては、利用までのハードルが高いという点です。
売掛金を支払う企業が申し込み主体となっておこなう必要がありますので、企業間で一定のコミュニケーションが必要になる点に加え、金融機関の信用も必要となります。

国際ファクタリング

国際ファクタリングは、海外企業との取引時に利用できるものです。
例えば、海外企業との商品の輸出があった際に、取引先との間で発生した売掛金の債権をファクタリング会社が保障してくれます。
海外バイヤーとの取引にはリスクが伴うことについて、直接お金のやり取りをするのではなく、間に国際ファクタリング会社が入ることによって、売掛金の債権回収をサポートしてくれるような仕組みとなっています。
国際ファクタリングのメリットとしては、「売掛金回収のリスクヘッジ」、「輸入企業の信用調査」という点が挙げられます。デメリットはほかのファクタリングに比べると手数料が割高になっていることです。
海外の企業との取引において、万が一お金が入らないケースがあると会社の存続に関わる死活問題となるケースも少なくありません。
活用事例としては、初めて海外企業と取引する場合や、海外企業との取引額が大きくなっている場合で使われることが大半です。

医療ファクタリング

医療ファクタリングは、診療報酬債権を現金化できるものです。
診療報酬債権とは、医療機関が社会保険や国民健康保険に対して後日得られる権利です。実際に手元にお金が入るまでに2~3か月程度かかることがあり、資金繰りが大変です。
診療報酬債権は会社ではなく国から受け取るものとなっていますので、取引先の売掛金を回収できないようなリスクはないため、手数料は低い傾向となっています。
医療ファクタリングのメリットとしては、数か月先になっている債権をすぐに回収できるので、キャッシュフローが改善できることに加え、手数料も割安という点です。
デメリットは、病院やクリニック、介護サービス事業者、調剤薬局など利用できる業種が限られているということです。
他のファクタリングの種類と比較しても特殊なものとなっていますが、基本的には将来的に得ることができる現金の債権を、ファクタリング会社を通してすぐに現金化するというのは基本線変わりません。

会社の数によって変わるファクタリングの種類とは?

ファクタリングには2社間ファクタリング、3社間ファクタリングという仕組みがあります。
シンプルにファクタリング会社とのみ取引することを2社間ファクタリング、その間に取引先企業も関わることを3社間ファクタリングと言います。
「手数料の違い」「現金化までのスピードの違い」「審査の有無の違い」など、それぞれ特性が異なりますので、仕組みを理解しておきましょう。

2社間ファクタリングの仕組み

【主な流れ】
1. 取引先との取引により売掛金が発生する
2. 売掛金の債権をファクタリング会社に譲渡する
3. ファクタリング会社から手数料を差し引いた現金を得る
4. 後日、取引先から回収した売掛金をファクタリング会社へ支払う

ファクタリングを利用する当事者とファクタリング会社の間でおこなわれるやりとりを2社間ファクタリングと言います。
売掛金が発生している取引先に知られることなく現金化できるという点が一番のメリットです。
基本的に取引先とやり取りせずに現金を得ることができますが、ファクタリング会社によっては、審査時には取引先の情報が必要となるケースがありますので、この点は注意が必要です。
容易に利用できる手軽さがある一方で、手数料は10%~30%が相場となっており、割高に設定されています。
現金化したい売掛金債権の金額の大きさや、取引先の信用情報による審査結果によって手数料は変動しますので、現金化する前に必ず確認しましょう。

3社間ファクタリングの仕組み

【主な流れ】
1.取引先との取引により売掛金が発生する
2.取引先へ通知し、ファクタリング会社の利用と契約をおこなう
3.ファクタリング会社へ売掛金の債権を譲渡する
4.ファクタリング会社から手数料を差し引いた現金を得る
5.ファクタリング会社が取引先へ通知する
6. 後日、取引先が売掛金をファクタリング会社へ支払う

ファクタリングを利用する当事者、ファクタリング会社、売掛金が発生している取引先の3社でやりとりする仕組みを3社間ファクタリングと言います。
3社間でやりとりが発生するので、現金化するまでに数日~数週間かかるケースもありますので、注意が必要です。
必ず知っておくべきこととして、取引先にファクタリングを利用することが知られるというデメリットがあります。
今後の取引先との信用に関わる部分となりますので、利用時には慎重に判断する必要があります。
ファクタリング会社としては、取引企業の双方とやりとりして信用情報を確認できるため、手数料は1%~10%と割安なケースが多いです。
2社間ファクタリングと比較するとスピード感はありませんが、3社が合意の上で現金化できるという安心感があるのが最大の特徴です。

状況に応じてファクタリングを使い分けることが大切

ファクタリングは少なからず手数料が発生するため、必要な時だけ利用するというのが基本的な考え方です。
取引先の売掛金を回収するまでに期間が空いている、事業拡大のためにすぐにでも現金が欲しいなど、置かれている状況によって良きタイミングでファクタリングを活用するのが良いでしょう。
日本では、買取ファクタリング、保証ファクタリング、一括ファクタリングの3種類が最も多く利用されていますが、企業の規模によってどれを利用するべきか変わってきます。
手数料が低く、売掛金を一括で現金化できる一括ファクタリングが最もメリットが大きいのですが、金融機関と取引ができるほどの信頼がある企業でなければ利用できません。
基本線買取ファクタリングを利用する場合が多いと言えるでしょう。2社間ファクタリングを利用するのか、3社間ファクタリングを利用するのかという点については、取引先企業との信頼関係によって使い分けるのがベストです。

ファクタリングは借入には当たらない

ファクタリング会社から現金を得ることによって、借入に当たらないかどうか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論としてファクタリングは借入には該当しません。
あくまでも取引で発生した売掛金を売却して現金を得ることになりますので、売掛金は会社の資産に当たるため、将来的に得ることができる現金を先に回収できるという考え方です。
ファクタリングを利用することによって会社の負債が増えるわけではなく、例えるなら、会社の車や備品を売却するようなものです。
借入であれば利息が発生するところを、ファクタリング利用時の手数料で先払いしているようなイメージを持っていただくと分かりやすいかもしれません。
もちろんタダで利用できるというものではありませんので、手数料がいくらになるのかという点だけはしっかり把握してから現金化することが大切です。
また、ファクタリングの利用によって会社自体の価値が下がるのではと懸念されている方もいますが、ファクタリングは大手銀行が金融サービスとして提供しているものでもあります。
適切なタイミングで利用することによって、会社にとってプラスになることが大半です。正しい知識を持って利用することが最も大切と言えるでしょう。

ファクタリングは売上が減るわけではない

ファクタリングで勘違いされやすいケースとして、ファクタリングを利用することで会社の売上額が下がるのではないかという点です。
結論を言うと、ファクタリングと売上額の関係性はなく、売上自体が下がるものではありませんのでご安心ください。
あくまでも売掛金の債権をファクタリング会社に売却することになるので、商品やサービスを販売して売り上げた金額には影響しません。
ファクタリングで現金化できる金額については商品やサービスを売り上げたことにより発生する売掛金を基準に決められます。
売上自体は会社の企業努力によって決まってくるものとなりますので、ファクタリングの利用有無と売上額の結びつきはありません。
ただし、注意すべき点としては、3社間ファクタリングを利用すると取引先に知られることとなりますので、今後の取引に少なからず影響が出てしまう可能性があります。
取引先に影響を与えたくないというケースで2社間ファクタリングを選択するようにしましょう。

ファクタリングの種類についてのまとめ

ファクタリングの種類について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
大きく分けて5種類。買取ファクタリング、保証ファクタリング、一括ファクタリング、国際ファクタリング、医療ファクタリングというものが存在しています。
それぞれどのような仕組みなのか理解しておくことで、安心して利用できるようになります。
また、取引先が関わらない2社間ファクタリング、取引先が関わる3社間ファクタリングも重要なポイントとなっています。
状況に応じて適切にファクタリングを利用することによって、資金不足を解消したり、事業拡大のチャンスにつなげることもできます。
ファクタリングを利用すると手数料という本来払う必要のないものが引かれてしまいますが、タイミングによってはそれ以上の利益を生んでくれる可能性があるものとなっています。
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