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ファクタリングのデメリット

■2社間ファクタリングは手数料が高い。

利用者とファクタリング企業との2社間で契約、売掛債権の売買、支払いを完結させる取引を2社間ファクタリングと言います。この方法では、信用取引(後払い)によって取引先企業に商品やサービスを提供した際に発行される代金受領の権利「売掛債権」を秘密裏にファクタリング会社へ譲渡(売買)できます。 利用者は売掛債権を回収次第、ファクタリング会社へ回収分を支払うフローなのですが、3社間ファクタリングでは売掛先が売掛債権をファクタリング会社へ支払います。 この2社間、3社間での大きな違いは最後のフローで、3社間ではファクタリング会社が売掛先へ請求できるのに対し、2社間では秘密裏で行っている為、それができないのです。 直接請求ができない分、ファクタリング会社からしてみれば未回収のリスクが高くなるため、2社間ファクタリングでは手数料が10~30%と高く設定されています。(売掛先の信用度によって手数料が変動します。)  

■3社間ファクタリングは売掛先に知られてしまう。

利用者とファクタリング会社、そして売掛先の3社間で契約、売掛債権の売買、支払いを行う取引を3社間ファクタリングと言います。この方法では、売掛先へ売掛債権がファクタリング会社へ譲渡する事を承諾してもらい、売掛債権支払い期日となったら、利用者ではなく、売掛先がファクタリング会社へ売掛債権を支払います。 3社間ファクタリングでは、売掛先に売掛債権の譲渡が通知されてしまうので、利用者は売掛先から資金操りの面で警戒されてしまうといったデメリットが少ないながら発生します。 しかし、ファクタリング会社側からすれば売掛先へ直接債権の請求ができるので、未回収のリスクが軽減します。その為、3社間ファクタリングは手数料が1~5%と低めに設定されています。  

■売掛債権の全額が現金化できない場合がある。

例えば、1000万円の売掛債権をファクタリング会社に買い取って貰った場合、必ずしも利用者に1000万円が入金されるとは限らないという事です。 これは「掛目」という仕組みが存在しているからです。 例えば、2000万円の価値がある不動産を担保にして、銀行から融資を依頼しても2000万円を借りる事はできません。こはれ、不動産価値が下がる恐れがある為です。 仮にその不動産を担保に2000万円を融資し、債務者が1900万円の時点で支払い不可になったとしましょう。残りの1900万円は担保の不動産で回収となりますが、債務者が支払い不能となった時点での不動産価値がまだ2000万円とは限りません。 もしかすると、何らかの原因で1600万円まで価値が下がっているかもしれません。そうなると、銀行側は債務者から融資分を回収できなくなってしまうのです。 そういった事を防ぐ為に、担保の価値よりも低い融資額を決定します。この融資額を決定する際の割合を「掛目」と言います。 不動産の掛目は70%ですので、上記の例の不動産を担保とした場合の融資額は1400万円です。 ファクタリングは融資ではないにせよ、売掛債権の金額分を回収できない可能性がある為、この掛目を80~100%で設定しているファクタリング会社が多いようです。なお、掛目はファクタリング会社それぞれなので注意して下さい。  

■悪徳企業が存在している。

金融サービスを提供する企業の中でも、ファクタリングという分野は参入しやすく、規制が緩めです。その為、僅かではあるものの悪徳業者が紛れ込んでしまっています。 実際に摘発された悪徳ファクタリング会社も存在しています。 ファクタリングは手続きが簡単とは言われていますが、ある程度の知識をもっていなければ、重要な契約事項を見逃してしまったり、担当者の口車に乗せられてしまったりしてしまう可能性があるのです。 低すぎる手数料でも、その他も事務手数料などで売掛債権の半分以下しか現金化できなかったなんて実例も報告されています。 ファクタリング会社を選ぶ事も、ファクタリングを行う上で重要な項目ですので、その点もしっかりと注意して実施して下さい。
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