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2社間ファクタリングの手数料について解説!

2社間ファクタリングの手数料相場

2社間ファクタリングの手数料相場は、売掛債権額に対して10~20%となっており、1~9%の手数料で利用できる3社間ファクタリングよりも手数料が高く設定されています。なぜ2社間ファクタリングの手数料が高く設定されているのかというと、ファクタリング会社にとっては3社間ファクタリングよりも2社間ファクタリングの方が未回収リスクが高くなるからです。2社間ファクタリングでは、売掛先からファクタリング利用者を経由してファクタリング会社に売掛金が支払われます。そのため、売掛金を利用者に持ち逃げされるリスクや債権の二重譲渡が行われるリスクがあり、ファクタリング会社としては未回収リスクが高くなります。しかし、ファクタリングには売掛先にファクタリングを利用することがバレないことや現金化スピードが早いといったメリットがあります。売掛先にファクタリングの利用がバレてしまうと、会社の経営状況を不安視される原因となります。また、3社間ファクタリングでは、現金化までに2週間ほど掛かることがあるので、素早い資金調達を望まれている方は2社間ファクタリングが適しているといえるでしょう。

ファクタリングにかかる手数料の内訳

ファクタリングでは、融資などと比べ高い手数料が掛かってしまう場合があります。そのため、手数料にはどのような費用が含まれており、手数料がいくらになるのかを確認することが重要となります。本章では、ファクタリングにかかる手数料の内訳について解説していきますが、各ファクタリング会社によっては手数料に含まれていないものもあります。

1.基本手数料

基本手数料は、売掛先の信用力・償還請求権の有無・ファクタリングの種類などにより、各ファクタリング会社で異なります。売却する売掛債権の金額が大きければ大きいほど基本手数料は安くなります。

債権譲渡登記費用

債権譲渡登記費用は、2社間ファクタリングを利用する場合に必要となります。2社間ファクタリングでは、売掛債権の二重譲渡のリスクがあるため、債権譲渡登記を行うファクタリング会社が多くあります。債権譲渡登記費用では、登記免許税(7,500円)と司法書士への報酬を支払う必要があります。

事務手数料

事務手数料には、審査手数料や交通費、印紙代などが含まれます。審査手数料に関しては、ファクタリング会社によっては免除となることもありますが、支払う場合でも数千円程度です。また、売掛債権譲渡契約を結ぶ際は、印紙代を支払う必要があります。印紙代は売却する売掛債権の金額によって変動しますが、売却する売掛債権の金額が5万円未満の場合は非課税となるため、支払う必要がありません。

ファクタリング会社が手数料を決めるポイント

ファクタリングを利用する際、手数料相場や手数料の内訳だけではなく「ファクタリング会社が手数料を決めるポイント」も理解しておく必要があります。手数料がどのように決まるのかを理解することで、同時にどのようなことに気を付ければ手数料が安くなるのか、ということも理解できるでしょう。ファクタリング会社が手数料を決めるポイントは以下の通りです。

1.売掛先の信用度

ファクタリングは支払い前の売掛債権を買取り現金化するサービスなので、審査の際は利用者よりも売掛先の信用度が重要視されます。したがって、売掛先が起業して間もない企業や過去に金融事故を起こした企業の場合信用度が低いため、手数料が高くなってしまいます。一方売掛先の信用度が高い場合は、ファクタリング会社の未回収リスクが低くなるため、手数料を安くすることができます。そのため、手数料が高くなってしまう信用度の低い売掛先の場合は3社間ファクタリングを、手数料を安く抑えられる信用度の高い売掛先の場合は2社間ファクタリングを利用するなど、状況に応じたファクタリングを利用するのも手数料を安く抑えるポイントといえるでしょう。

2.売掛金の金額

ファクタリングでは、売掛金の金額が大きくなればなるほど手数料が安くなります。なぜなら、売掛金の金額が大きければファクタリング会社の利益も出やすくなるからです。また、ファクタリング会社としても、少額の利益しか見込めない売掛金を扱うよりも金額の大きい売掛金を扱うほうが、少ない労力で効率的に利益が出せるため好都合といえます。しかし、売掛金の金額が数十万程度の場合は割高になってしまうこともあります。また、売掛金の金額が大きくても売掛先の信用度によっては、利用を断られてしまう可能性もあるので注意が必要です。

利用者の信用度

ファクタリングの利用頻度や利用したときに問題なく売掛金を回収できているかという利用者の信用度も手数料の決定に影響を与えます。特に2社間ファクタリングの場合は、売掛金が一度利用者に振り込まれ、そこからファクタリング会社に振り込まれます。そのため、「売掛金を持ち逃げせずに期日までに振り込んでくれるのか」といった利用者の信用度も重要視されます。ファクタリング会社に信用してもらえたならば、ファクタリング会社としても未回収リスクが低くなるため、手数料を安く抑えることができます。

ファクタリングの手数料を安く抑えるポイント

ファクタリングでは、本来の売掛金の金額から手数料を引かれた金額を受け取ることができます。そのため、利用者がより多くの金額を受け取るためには手数料を抑えるしか方法はありません。本章では、ファクタリングの手数料を安く抑えるポイントについて解説していきます。

1.3社間ファクタリングを利用する

3社間ファクタリングは、取引に売掛先も参加するため、ファクタリング会社としては未回収リスクが低くなります。一方2社間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社で完結する取引のため、利用者が売掛金を持ち逃げする可能性があり、ファクタリング会社としては未回収リスクが高くなります。したがって、手数料も高く設定されます。売掛先にファクタリングの利用を知られても問題がない場合は、3社間ファクタリングを利用することで手数料を安く抑えることができます。

2.売掛先の信用力をアピールする

ファクタリングを利用する際の審査対象は「売掛先」となっているため、売掛先の信用力をアピールしましょう。信用力をアピールするためには、信用を証明する書類を揃えたうえで、ファクタリング会社に対して説明を行う必要があります。ファクタリング会社が売掛先の信用力を高く評価すれば、「未回収リスクが低い」と判断したことになるため、手数料を安く抑えることができます。

3.複数のファクタリング会社で見積もりを取る

ファクタリング会社によって売りにしている強みや特徴が異なるため、複数のファクタリング会社で見積もりをとることをおすすめします。複数のファクタリング会社を比較することで、どの会社が手数料が安いのかが分かり、手数料を安く抑えることができます。また、手数料が安いファクタリング会社の見積もりを他社に見せることで、さらに手数料が安くなる可能性があります。ファクタリング会社の手数料は、公式ホームページなどに記載してある手数料と異なる可能性もあるため注意が必要です。

4.同じファクタリング会社を継続的に使う

複数のファクタリング会社を比較し、利用するファクタリング会社を決めたならば、同じファクタリング会社を継続的に利用するようにしましょう。なぜなら、同じファクタリング会社を継続的に利用することで、ファクタリング会社からの信用度が上がり、手数料を安く抑えることができるからです。しかしファクタリング会社との取引中に何か問題が起きてしまった場合は、ファクタリングの利用を断られる可能性もあるため注意が必要です。

高額な手数料を請求してくる悪徳業者には注意しよう

今回は、2社間ファクタリングの手数料について解説してきました。2社間ファクタリングの手数料は、他の資金調達方法と比べ高く設定されることが多いですが、「ファクタリング会社が手数料を決めるポイント」を理解することで、手数料を安く抑えることが可能になります。また、売掛先にファクタリングの利用を知られないため、今後の取引に影響を与えることはありません。しかし、ファクタリング会社の中には高額な手数料を請求してくる悪徳業者が存在しているのも事実です。悪徳業者を利用してしまうと、高額な手数料による資金繰りの悪化や償還請求権が発生し未回収分の売掛金を請求される可能性があります。このような悪徳業者には十分注意し、ファクタリングを利用しましょう。

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