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銀行融資に落ちるのはなぜ?審査基準と今すぐできる資金確保の方法とは?

銀行融資に申し込んだものの、「審査に落ちる」「落ちる理由が分からない」と悩んでいませんか。

中小企業、小規模事業者や個人事業主にとって、銀行融資に落ちることは資金繰りに直結する深刻な問題です。特に支払い期限が迫っている場合、焦りや不安は一気に大きくなります。

しかし結論から言えば、銀行融資に落ちたからといって資金調達の道が100%閉ざされるわけではありません。銀行が重視する審査基準を理解すれば、なぜ通らなかったのかが見えてきますし、銀行以外の現実的な資金確保手段も存在します。

本記事では、銀行融資に落ちる主な理由と審査の仕組みを分かりやすく解説したうえで、融資に頼らず資金を確保する具体策まで解説します。審査に通らなかった原因を知り、次に取るべき最適な行動を明確にしましょう。

銀行融資に落ちる主な理由とは?まずは原因を知ろう

銀行融資に通らなかったとき、多くの経営者は「なぜ否決されたのか分からない」「特に問題はないはずなのに」と感じます。しかし銀行の審査は感覚や印象で決まるものではなく、一定の評価基準に基づいて機械的かつ慎重に判断されています。

そのため、理由を理解しないまま再申し込みしてしまうと、同じ原因で再び落ちてしまう可能性が高くなります。

銀行は営利企業でありながらも、貸し倒れリスクを極端に嫌う金融機関です。つまり「貸したお金を確実に回収できるかどうか」が最優先で判断されます。

言い換えれば、将来性が高くても、返済の確実性を証明できなければ審査は通りません。これは事業の良し悪しとは別問題であり、銀行の評価基準と自社の状況が合致しているかどうかが結果を左右します。

まずは審査落ちの代表的な原因を把握し、自社がどの項目に該当している可能性があるのかを整理することが重要です。原因が分かれば改善策を取ることができ、次の資金調達方法を選ぶ判断材料にもなります。ここでは、銀行融資に落ちやすい代表的な理由を順番に解説します。

銀行融資に落ちる理由1 赤字決算・債務超過になっている

銀行が最も重視するのは返済能力です。そのため、決算書が赤字の場合、「利益が出ていない=返済原資がない」と判断されやすくなります。

単年度の赤字であっても、その理由や改善見込みを具体的に説明できなければ評価は下がります。特に赤字が連続している場合は、経営そのものの安定性に疑問を持たれ、審査通過は難しくなります。

さらに厳しく見られるのが債務超過の状態です。これは資産より負債が多い状態を指し、万が一事業が停止した場合、銀行が資金を回収できない可能性が高いと判断されます。銀行はリスクを最小化することを最優先にするため、債務超過企業に対しては原則として慎重姿勢を取ります。

ただし、赤字や債務超過だから必ず融資不可というわけではありません。改善計画や具体的な収益見通し、資金繰り改善策などを論理的に提示できれば評価が変わる可能性はあります。つまり問題は数字そのものより、「数字の説明ができるかどうか」です。

銀行融資に落ちる理由2 税金・社会保険の滞納履歴がある

税金や社会保険料の未納・滞納履歴は、銀行審査において非常に重要なポイントです。なぜなら、税金は最優先で支払うべき義務であり、それを滞納している企業は資金管理能力に問題があると判断されるためです。銀行から見ると、「公的支払いを後回しにする会社は融資返済も遅れる可能性がある」と評価されてしまいます。

特に注意すべきなのは、現在完納していても過去の滞納履歴が確認されるケースです。納税証明書や関連書類の提出を求められることもあり、その際に履歴が判明するとマイナス評価につながり落ちるかもしれません。信用情報照会でバレるので隠しても無駄、むしろ隠した事実がマイナスになります。

また、税金滞納がある状態では、金融機関によっては審査以前の段階で申し込み自体を受け付けないこともあります。銀行は信用を重視する機関であるため、「支払うべきものをきちんと支払っているか」は極めて重要な判断材料なのです。

銀行融資に落ちる理由3 自己資本が少なすぎる

自己資本比率は企業の安全性を測る代表的な指標の一つであり、銀行も必ず確認する項目です。自己資本が少ない企業は外部資金への依存度が高く、資金繰りが不安定になりやすいと判断されます。結果として「融資後に返済が滞る可能性がある」と見られ、審査は厳しくなります。

特に小規模事業者や創業間もない企業は、自己資本を十分に確保できていないことが多く、この点が原因で否決されるケースは少なくありません。銀行は事業規模の大きさよりも財務の安定性を重視するため、売上が伸びていても自己資本が薄い場合は評価が上がりにくい傾向があります。

また、自己資本が少ない状態で借入を増やすと、負債比率がさらに高まり、将来的な融資審査にも影響を与えます。そのため銀行は、現在の財務状況だけでなく、融資後のバランスまで考慮して判断を行っています。

通常の融資の枠組みではなく、「創業融資」の枠組みで事業計画書重視の銀行融資を受けることも、開業数年以内の事業者はご検討ください。

銀行融資に落ちる理由4 事業年数が短く信用実績が不足している

創業直後や事業歴が浅い企業は、実績のデータが不足しているため銀行が評価を下しにくくなります。銀行審査では過去の決算内容や取引履歴など、客観的な数字に基づいて判断するのが基本です。しかし事業年数が短いと、比較材料となるデータが少なく、将来の見通しを数値で示しにくくなります。

例えば決算書が1期分しかない、またはまだ決算期を迎えていない場合、銀行は安定性や継続性を確認できません。その結果、事業内容が優れていても「判断材料不足」として落ちることがあります。これは能力の問題ではなく、単純に評価できる材料が足りないという理由です。

決算書は最低2期分欲しく、それよりも前の場合は、「創業融資」の枠組みで行った方が落ちる可能性は下がります。

創業間もない事業者が銀行融資を受けるには、綿密な事業計画書や売上見通しなど、将来性を裏付ける資料を充実させることが重要になります。実績不足は避けられない要素ですが、補足資料によって信用を補うことは可能です。

銀行融資に落ちる理由5 提出書類や事業計画のクオリティが低い

銀行審査では決算書の数字だけでなく、提出書類全体の整合性や説得力も重視されます。事業計画書の内容が曖昧だったり、売上予測の根拠が不明確だったりすると、「計画性が低い」「経営管理が甘い」と判断される可能性があります。特に資金使途の説明が不十分な場合、融資の必要性そのものを疑問視されることもあります。

また、書類同士の数字が一致していない、説明内容に矛盾がある、質問への回答が曖昧といった点も評価を下げる要因になります。決算書の完成度にも関係します。

銀行は書類の完成度から経営者の管理能力を読み取ろうとするため、資料のクオリティは想像以上に重要です。

逆に言えば、財務内容に大きな問題がなくても、書類の質が低いだけで審査に落ちるケースも珍しくありません。しっかり準備された資料は、それだけで信頼性の証明になります。

審査に落ちるリスクを減らすために確認したい銀行が融資審査で見ている本当のポイント

銀行融資の審査通過率を高めるためには、「なぜ落ちるのか」を考えるだけでなく、銀行がどの部分を重視して評価しているのかを理解することが重要です。

銀行の判断基準は複雑に見えますが、実際にはいくつかのポイントに集約されます。これらを事前に把握しておくことで、審査に落ちるリスクを大きく下げることができます。ここでは銀行が特に重視して確認している評価項目を解説します。

返済能力(キャッシュフロー)

銀行が最も重視するのは、融資後に問題なく返済できるかどうかです。その判断材料となるのがキャッシュフローです。利益が出ていても現金が不足している企業は返済リスクが高いと見なされるため、資金繰り表や入出金の流れが安定しているかが細かく確認されます。

毎月決まった現金が自社に入ってくることが確認されて、要約返済資力があるとみなされます。

事業の継続性・安定性

銀行は短期的な売上よりも、長期的に事業が続くかどうかを重視します。売上推移、取引先の安定性、業界の将来性などを総合的に見て、「融資期間中に事業が継続できるか」を判断します。一時的な好調よりも、安定性のある経営が高評価につながります。

経営者の信用力

法人融資であっても、最終的には経営者個人の信用力も確認されます。過去の金融事故、税金滞納、借入状況などがチェックされ、資金管理能力や返済意識があるかどうかが見られます。経営者自身の信用状態は、会社の信用と同じくらい重要な審査材料です。

もちろん、信用情報照会でかなりの部分わかりますし、ネガティブなものは銀行間のデータとして共有されているものもあります。

担保・保証の有無

担保や保証人がある場合、銀行の回収不能リスクは大きく下がるため審査は有利になります。

逆に担保なし・保証なしの融資(プロパー融資)は難易度が上がり、財務内容や事業実績など他の評価項目がより厳しくチェックされ落ちる可能性が上がります。担保の有無は審査結果に直接影響する重要な要素の一つです。

絶対NG!銀行融資に落ちるとうっかりやってしまいかねない行動

銀行融資に落ちると、資金繰りへの不安から焦って行動してしまいがちです。しかし、このタイミングでの判断ミスは、その後の資金調達をさらに難しくする原因になります。

特に注意すべきなのは、信用評価を下げる行動や、条件の悪い資金調達方法を選んでしまうことです。融資否決後こそ冷静に状況を整理し、次の選択肢を慎重に検討することが重要です。ここでは審査落ち後に避けるべき代表的な行動を解説します。

短期間で複数の銀行へ連続申し込みする

融資に落ちた直後、別の銀行へすぐ申し込み直すのは合理的に思えるかもしれません。しかし短期間に複数の融資申請を行うと、「資金繰りが厳しい企業ではないか」と疑われ、信用評価が下がる可能性があります。

金融機関は申し込み履歴を信用情報照会で確認できるため、隠せません。その結果、本来通る可能性があった審査まで不利になる恐れがあります。

条件の悪いヤミ金融などに飛びつく

融資を断られた焦りから、金利や契約条件を十分確認せずに高金利の資金調達を決めてしまうケースがあります。

しかし返済負担が重い資金調達は、一時的に資金繰りが改善しても、後から経営を圧迫する原因になります。利息制限法の範囲内の融資ならまだしも、焦って法外な金利のヤミ金融に手を出してしまっては取り返しがつかなくなります。

落ちる理由を確認せず再申請する

銀行融資に落ちる理由を確認しないまま再申請するのは非効率な行動です。審査否決には必ず評価不足の要因があり、それを把握しない限り結果は変わりません。

むしろ申し込み履歴だけが増え、信用評価に悪影響を与えてしまうこともあります。まずは否決理由を分析し、改善できる部分を整理してから次の行動を選ぶことが大切です。

銀行融資に落ちても資金調達できる方法

銀行融資に通らなかったとしても、資金調達の道が完全になくなったわけではありません。実際には銀行以外にも複数の資金調達方法が存在し、それぞれ審査基準や仕組みが異なります。

重要なのは、自社の状況と資金の緊急度に合った方法を選ぶことです。融資に固執するのではなく、他にも選択肢があるのだとわかればかなり気が楽になります。融資以外の代表的な資金調達手段を紹介します。

ビジネスローンを活用する

ビジネスローンは消費者金融、ノンバンクが行う事業用ローンです。銀行融資と比べて審査スピードが早く、比較的利用しやすい資金調達方法です。金融機関によっては最短即日融資に対応している場合もあり、急な支払いが発生した際のつなぎ資金として活用されることがあります。

ただし、金利は銀行融資より高めに設定されていることが多いため、利用前には返済計画をしっかり立てることが重要です。融資なので信用情報にも記載され、マイナス点となることが多くあまりおすすめしません。

補助金・助成金を検討する

国や自治体が提供している補助金・助成金は、返済不要の資金を受け取れる可能性がある点が大きなメリットです。落ちる可能性は高く、審査で約半数が落ちることになります。

設備投資、雇用促進、IT導入など目的別にさまざまな制度が用意されており、条件を満たせば資金負担を増やさずに事業を進められます。ただし「後払い」なので事業実施時には他の資金で行わなければなりません。

審査に通っても事業実施報告時に落ちることもあり、最後まで気が抜けません。

クラウドファンディングを利用する

クラウドファンディングは、WEB上で事業資金を募る仕組みで、金融機関の審査を受けずに資金調達できる点が特徴です。

新商品開発やサービス立ち上げなど、共感を得られるプロジェクトであれば資金が集まる可能性があります。

一方で、必ず資金調達できる保証はなく、プロジェクト設計や情報発信の工夫が必要です。寄付額に応じたリターンも用意しなければならず、なかなか大変です。

ファクタリングを検討する

売掛債権を早期に現金化する方法=ファクタリングは、融資とは異なる資金調達方法です。この方法では自社ではなく売掛先の信用力が重視されるため、赤字決算や債務超過などがあっても利用できる可能性があります。

また借入ではないため負債が増えず、信用情報にも影響しない点が特徴です。さらに入金スピードが早く、最短即日で資金化できるケースもあるため、緊急の支払いがある場合の現実的な選択肢として活用されています。

今すぐ資金が必要ならファクタリングを検討すべき

資金繰りはスピードが命です。支払い期限が迫っている状況では、審査に時間がかかる銀行融資を待つ余裕はありません。

だからこそ重要になるのが、「審査基準」と「入金スピード」が銀行とは異なる落ちる可能性の低い資金調達方法を選ぶことです。

銀行融資の代わりにファクタリングを選ぶメリット

資金調達を急いでいるなら、ファクタリングの活用を検討する価値があります。銀行融資は審査に時間がかかるうえ、財務状況によっては通らないこともありますが、ファクタリングは売掛金を資金化する仕組みのため、審査対象は主に取引先の信用力です。

そのため、自社の赤字決算や債務状況に不安があっても利用できる可能性があります。さらに手続きが比較的シンプルで、最短即日入金に対応するサービスもあり、急な支払いや資金ショートを防ぐ現実的な手段として多くの事業者に選ばれています。

資金繰りを潤沢に指定浮くためには、銀行融資だけに頼らず、状況に応じた資金調達方法を選ぶことが重要です。

審査に落ちる確率も銀行融資に比べると低いのも魅力です。

銀行融資に落ちた企業ほどファクタリングが利用される理由

銀行融資に通らなかった企業ほど、この資金調達方法を利用する傾向があります。

その理由は、銀行と審査基準が根本的に異なるためです。銀行は過去の実績や財務内容を重視しますが、売掛金を活用する資金化では将来の入金予定が評価対象になります。

つまり「今の財務状況」ではなく「回収予定の売上」が判断材料になるのです。

この違いにより、銀行では評価されにくい企業でも資金確保が可能になります。実際、資金繰りを安定させている経営者ほど、調達手段を一つに限定せず、状況に応じて使い分けています。

今すぐ資金が必要な局面では、審査難易度とスピードの両方を満たす方法を選ぶことが、事業を止めないための現実的な判断といえるでしょう。

銀行融資で落ちる場合他の資金調達方法としてファクタリングも検討しよう

銀行融資はさまざまな資金調達方法の中でも厳しい部類に入ります。銀行法でガチガチに規制されていて、審査もかなり厳しいレギュレーションがあります。

そうした銀行融資は、信用情報ブラックの状態だと、かなりの確率で落ちることになります。それ以外にも、赤字決算、借入過多など経営上やむを得ないことでもマイナス評価されてしまいます。

そうした中では、落ちる事実も信用情報に記載され、さらにネガティブな評価を受けてしまいます。

銀行融資に落ちるリスクがある場合、無理に「突撃」させず、他の資金調達方法も考えてください。

その候補としてファクタリングは優れています。信用情報に影響しないので、融資が危ない場合や、「信用情報ブラック」のケースでも問題なく利用できます。

ファクタリング会社は全国に数百社あるため、その中から信用できるファクタリング会社をぜひ選んでください。

当サイトで紹介している各ファクタリング会社(MSFJ株式会社)のほか、さまざまなファクタリング会社があり、銀行融資に落ちる事業主様も問題なく利用できます。

ぜひ銀行融資に落ちる場合、代替の資金調達方法としてファクタリングをご検討ください。

何卒宜しくお願い致します。

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MSFJ株式会社 広報部長

国立大学卒業後、ノンバンクでの8年勤務したのちファクタリング会社に就職。貸付ではないファクタリングというサービスに可能性を感じ約10年ファクタリングについてのコラムを執筆し、今後変わりゆくファクタリング業界についての最新情報発信を現在行なっています。
保有資格 ファイナンシャルプランナー、貸金業務取扱主任者
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