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自己資金のみで開業できるのであれば問題はありませんが、そうでない場合は資金調達を行う必要があります。代表的な資金調達方法として「融資」が挙げられますが、開業前の会社は今後の経営状況が見えないうえ、信用力が低いため金融機関はなかなか融資を下ろしてくれません。そこで、赤字決済や債務超過の方でも利用可能なファクタリングで資金調達をしようと考える方も多いのではないでしょうか?
結論、開業前にファクタリングを利用することは難しいといえます。なぜなら、ファクタリングを利用するために必要な「売掛債権」を取引もない開業前に保有することはないからです。売掛債権は、商品やサービスを提供したのちに代金を受け取ることができる権利であるため、取引が始まっていない開業前に発生することはありえません。このように、開業前はファクタリングの利用に必要な「売掛債権」を保有することができないため、ファクタリングを利用することは難しいといえるでしょう。
売掛債権を保有していない開業前にファクタリングを利用することは難しいですが、取引が始まっている開業後であればファクタリングの利用は可能です。ファクタリングは「売掛債権」さえ保有していれば少なから利用できる可能性があるため、開業からファクタリング利用までの期間は影響しません。そのため、開業後の取引において売掛債権が発生した時点からファクタリングの利用は可能になります。
ファクタリングは、開業後であっても売掛債権を保有していれば利用することが可能です。しかし、利用にあたっては審査が行われるため、ファクタリング会社側の条件を満たせなければ利用できない可能性もあります。本章では、開業後にファクタリングを利用するための3つの条件について解説していきます。
上述したように、売掛債権を保有していることはファクタリングを利用するための条件となります。なぜなら、ファクタリングは売掛債権を現金化するサービスであるため、売掛債権を保有していなければ取引が成立しないからです。日本の企業間取引では、商品・サービスの提供から代金の受け取りまでに一定の支払いサイトが存在する「掛け取引」が主流となっています。売掛債権は、掛け取引において合意に至っている支払期日に代金を受け取ることができる権利として発生するものであるため、多くの企業は保有していることでしょう。しかし、美容室やマッサージ店など、サービスの提供後すぐに代金を受け取る業種では、売掛債権が発生しないケースがほとんどです。このような業種では、ファクタリングを利用したいと思っても売掛債権を保有していないため、利用を断られることになります。また、売掛債権を保有していたとしても、支払期日を過ぎて回収不能となっている不良債権はファクタリングで利用することができないため注意が必要です。
売掛債権は、手形のように形のある権利ではありません。そのため、ファクタリングを利用するためには、ファクタリング会社に対して売掛債権の存在を証明することができる書類を提出する必要があります。ファクタリングの利用にあたって必要となる書類は、請求書・発注書・決算書・売掛先との基本契約書などです。また、売掛先が売掛金を期日通りに支払っているかを確認するために、通帳のコピーの提出も必要となります。これらの書類は、ファクタリング会社側が利用者による詐欺リスクや売掛金の未回収リスクを把握するために重要なものであるため、書類を所持していなければ利用を断られる可能性があります。開業後は、売掛先との取引実績を証明する通帳のコピーや長期的な取引で作成するケースが多い売掛先との基本契約書が準備できない可能性があるため、注意が必要です。
ファクタリングでは、利用者ではなく売掛先から売掛金を回収する必要があるため、審査では売掛先の信用力が重要視され、売掛先の信用力に問題がないことが利用できる条件となります。一般的にファクタリングは、償還請求権がない契約であるうえ、保証人・担保も不要なので、売掛金が未回収となった場合はファクタリング会社側が多大な損失を受けることになります。ファクタリング会社側としては、このような事態は避けなければいけないため、未回収リスクの高い売掛債権は買取りません。そのため、ファクタリングを利用するためには、売掛先の信用力が高い売掛債権を利用することが重要です。例えば、個人事業主ではなく法人が売掛先となっている売掛債権などです。開業後は、取引実績のある取引先が少なく、利用できたとしても手数料が高くなってしまう恐れがあるため、公的な機関など未回収リスクが極めて低い売掛先の売掛債権を利用することをおすすめします。
ファクタリングは、資金調達方法が限られている開業後でも利用可能です。また、開業後特有の悩みを解決することができるメリットもいくつかあります。本章では、開業後にファクタリングを利用する3つのメリットについて解説していきます。
金融機関から融資を受ける際は、自社の信用情報や経営状況が審査において重要視されるため、信用情報・経営状況どちらも安定していない開業後に利用することは難しいといえるでしょう。しかし、ファクタリング審査では「売掛先の信用力」が重要視され、自社の信用情報が審査に影響を及ぼすことはありません。そのため、信用力が高い売掛先との売掛債権さえ保有していれば、資金調達方法が限られている開業後間もない企業であっても利用することが可能です。特に売掛先も取引に参加する3社間ファクタリングは、ファクタリングの利用に関して売掛先が承認しているうえ、売掛金が売掛先からファクタリング会社へ直接振り込まれるなど未回収リスクが低いため、利用できる可能性が高くなります。
ファクタリングはあくまでも売掛債権の売買サービスなので、貸借対照表の負債額が増えることはありません。融資による資金調達を行った場合は、負債額が増えてしまうので少なからず貸借対照表に悪影響を与えることになります。場合によっては、貸借対照表の負債額が原因となり、金融機関や企業から取引を断られる可能性もあります。特に開業後は、長期的に取引することができる取引先を開拓しなければいけないため、貸借対照表に悪影響を与える資金調達方法は避けたいところです。そこでおすすめなのがファクタリングです。ファクタリングは、むしろ貸借対照表に好影響を与える資金調達方法です。調達した資金を開業後に作ってしまった負債の返済に充てることで貸借対照表をスリム化することができます。
開業後は、運転資金や仕入れ費用など急な出費が多いため、タイムリーな資金調達が必要となるケースが多々あるかと思います。融資の場合は申し込みから入金までに1ヶ月ほどかかるため、タイムリーな資金調達をすることは不可能に近いといえるでしょう。しかし、ファクタリングでは最短即日で資金調達することが可能です。必要なタイミングで資金調達することができるため、急な出費に対応できるだけでなく、大きなビジネスチャンスを掴むこともできます。開業後は自己資金の少なさから大きなビジネスチャンスを逃してしまうことも珍しくはないため、開業後の企業にとってファクタリングはメリットのある資金調達方法だといえるでしょう。
開業後にファクタリングのご利用を検討されている場合は、MSFJの利用をおすすめします。MSFJは、開業後の企業にとってメリットあるサービスを提供しているため、満足度の高い形で資金調達を行うことが可能です。
開業後にファクタリングを利用する場合は、信用力の低さから手数料が高くなってしまう可能性があります。ファクタリング審査では「売掛先の信用力」が重要視されますが、利用者が開業後間もないということは、売掛先との取引実績も少ないということになるため、未回収リスクの高い売掛債権と判断されてしまうのです。しかし、MSFJでは手数料1.8%~9.8%で利用することができるため、開業後間もない方でも安心して利用することが可能です。また、他社からのお乗り換えで手数料を50%割引させていただけるプランもありますので、他社の手数料に不満をお抱えの方にもおすすめです。
MSFJは「審査通過率90%以上」とどなたでも利用しやすいサービスとなっています。開業後は、信用力の低さや売掛先との取引実績の少なさから、審査通過率の高い傾向にあるファクタリングであっても審査落ちしてしまうことがあります。しかし、MSFJでは個人事業主やフリーランスはもちろん、赤字決済や債務超過、税金滞納している方でも利用可能です。他社の審査に落ちてしまった場合でも、MSFJではファクタリングを利用できる可能性もあるため、一度申し込みを検討されてはいかがでしょうか。
MSFJでは、500万円以下の売掛債権を優先的に審査しており、当日中に現金化することが可能です。また、500万円以上の売掛債権であっても審査状況次第では当日中に現金化することが可能です。さらに、オンライン完結でファクタリングを利用することができるサービスも提供しているため、遠方の企業様や面談にリソースを割くことが難しい企業様でも素早い資金調達が可能です。
今回は、開業後にファクタリングを利用するための条件や開業後にファクタリングを利用するメリットについて解説させていただきました。ファクタリングは、審査が柔軟かつスピーディに資金調達を行うことが可能であるため、急な出費への対応などタイムリーな資金調達を必要とする開業後の企業にはおすすめの資金調達方法だといえます。融資などと比べると手数料が高い傾向にあることは事実ですが、MSFJでは1.8%~の業界最低水準の手数料で利用することができるうえ、他社に負けない高額買取をさせて頂いておりますので、安心してご利用いただけます。