ファクタリング手数料トラブルとは?
ファクタリングを利用している方は、手数料の高低に一喜一憂するものです。ファクタリング手数料が少しでも低い業者を探そうとしている方もいるかも知れません。
ファクタリング手数料に関しては事業資金にも大きく関わるわけです。手数料が高ければ、希望しているような資金調達額に到達しないかもしれません。資金調達の意味がなくなってしまうことも考えられるのです。
こちらではファクタリング手数料におけるトラブルについてお伝えします。そもそもファクタリング業者といってもまっとうなところだけではありません。闇金のようなところもあるのです。
闇金のような業者を利用しないためにも、ファクタリング手数料におけるトラブルについては把握しておくべきです。
まずはファクタリングの手数料相場を把握しよう
手数料のトラブルに巻き込まれないようにするためには、まずは相場を知ることです。手数料率の相場を知っていれば、明らかにおかしい手数料率を設定している業者を利用せずにすみます。
ではファクタリングの手数料率相場はどの程度になっているのでしょうか?
・2社間取引の手数料率相場・・・10%から30%程度
・3社間取引の手数料率相場・・・1%から10%程度
取引方法によって手数料率相場が大きく異なる、ということは理解をしておかなければなりません。基本的には2社間取引よりも3社間取引のほうが手数料率は有利に設定されているのです。
2社間取引の場合は売掛先の通知がなく、通常通りに自社が一度は売掛金を回収します。そして回収した売掛金を業者に対して支払うわけです。
3社間取引に関しては、売掛先への通知があります。よって売掛先から直接ファクタリング業者へ売掛金の振込があります。うファクタリング業者としては3社間取引のほうがリスクは低いということになり、低い手数料率で提供できるのです。
相場にはかなりの開きがあります。売掛先の信用なども関わってくるので、仕方のないことです。
ファクタリング手数料のトラブルとは?
・手数料率が明らかに高い!
手数料率の割合が40%や50%を超えている、といった報告があることも事実です。ファクタリングは融資ではないので、直接的には利息制限法などは関わりません。だからといって受け取れるお金が半分以下になってしまえば、そもそもファクタリングを利用する意味もなくなってしまいます。
あまりにファクタリング手数料が高いところは利用しないでください。利用したことにより、かえって資金繰りの悪化を招くかもしれないのです。そもそもファクタリングは将来入金されるべきものを期日前に手に入れるものです。根本的な資金繰りの改善にはならないことが多いので、不利な条件でのファクタリングはすべきではありません。
あまりに高い手数料率を示された場合には毅然と断りましょう。手数料率の相場がよくわからない方は複数の業者に見積もりを依頼してください。最も低く掲示してきたところを選べば有利な資金調達となるでしょう。
・利息が発生する
ファクタリングは融資ではないので利息は発生しません。利息を求められたら、それは「おかしい」ということになります。
そもそも手数料率もあり、その上で利息も発生するとなると高額の支払いになりかねません。仮に利息を求めてくるような業者があった場合には、絶対に利用しないでください。まっとうなファクタリング業者であれば利息を求めてくるようなことはないのです。
・売掛金を買い取るのではなく高利貸しをしてくる業者あり
非常に巧妙化しているやり口ですが、ファクタリングと見せかけて高利貸しを行ってくる闇金がいることも確かです。
売掛金を担保として一時的に預かり、お金を融資するのです。そして高利で貪りとる、といったことをしてきます。
ファクタリングはあくまで債権の譲渡です。融資ではない、ということは理解しておきましょう。