ファクタリングVSベンチャーキャピタル|担保と返済義務を比較してみた!
資金調達するとなると、どうしても関わってきてしまうことがあるのが「担保」と「返済義務」ですよね。
担保については不動産であるとか有価証券であるなどの一定の資産がなければ利用できません。
さらに返済義務が課せられてしまうのも大きな問題です。特に融資系の資金調達を行うとなると毎月一定のお金が出ていってしまうことに・・・。
今後の経営に大きな負担が出てきてしまうかもしれないのです。
ではファクタリングとベンチャーキャピタルの担保と返済義務はどうなっているのでしょうか?それのものは必要なのでしょうか?
ファクタリングとベンチャーキャピタルの担保と返済義務について徹底的に比較してみました。
ファクタリングの担保と返済義務について
・担保・・・必要なし
・返済義務・・・なし
ファクタリングの場合は担保というものは存在しません。ファクタリングは売掛金を売却することを指しています。そもそも担保というものは、お金を借りる時に必要になるものですよね。
担保という信用を金融業者に提供して融資してもらうのです。
でもファクタリングは売掛金の価値が関わってきます。仮に売掛金が回収できなかったとしても、担保で回収できるわけではありません。なので不動産などを一切持っていなかったとしても利用できるのがファクタリングなのです。
返済義務についてもファクタリングは一切ありません。
ファクタリングは融資ではないので、毎月返済をする必要はないのです。返済義務がない、というのはファクタリングの大きなメリットの一つとなっています。
ファクタリング業者は売掛金を受け取ることで利益を出しています。返済をして貰う必要はありません。本来受け取るべきであった売掛金を売却しているので、売掛金は受け取れませんがそのかわりに返済が不要なのがファクタリングです。
ベンチャーキャピタルの担保と返済義務について
・担保・・・必要なし
・返済義務・・・なし
ベンチャーキャピタルの場合も担保は必要ではありません。
ベンチャーキャピタル側が求めているのは、その会社の将来性です。出資後に急成長してくれるような将来性があるかないかが判断材料ということ。
よって不動産などの担保を持っていなければ資金調達ができない、というわけではありません。
ただし自社の不動産を持っているほうが高く評価される可能性はあります。賃料などを支払う必要がない、ということで利益率が高い、と判断してもらえる可能性があるからです。
よって担保は不要ですが、不動産などの資産を一定以上保有している方が審査では有利になるわけです。
返済義務はありません。
ベンチャーキャピタルは出資を行ってその会社の株式を受けとっています。出資の見返りはその株式なので、毎月返済するような必要はまったくないのです。
ただし注意しなければならないことがあります。
利益が出た場合には株主に対して配当金を出さなければならないことがあるのです。配当金については一定の支出となるので気をつけなければなりません。
またベンチャーキャピタル側から資金の引き上げが行われてしまうこともあります。彼らが保有していた株式を買い戻しするように請求されるような状況も・・・。
担保と返済義務の比較まとめ
双方ともに担保も必要なければ返済義務もありません。
しかしその中身には若干の違いがあります。
ファクタリングであれば、担保も返済義務も一切不要です。
しかしベンチャーキャピタルの場合は、担保がある方が有利になります。さらに返済義務ではありませんが、配当金や株式の買い戻しリスクが有ることも確か。
より安全な資金調達を実施したい、と思うのであればファクタリングのほうがおすすめです。