ファクタリングに担保は必要?売掛債権担保融資との違いについても解説! | 【即日可能】事業者向け即日ファクタリングならMSFJ株式会社
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ファクタリングに担保は必要?売掛債権担保融資との違いについても解説!

ファクタリングに担保は必要なし

ファクタリングは売掛債権の「売買契約」であるため、原則担保は必要ありません。不動産や有価証券などを担保として提出する必要がなく、売掛債権さえ保有していれば利用可能であるため、担保が必要となる融資などに比べて利用ハードルが低いといえるでしょう。しかし、ファクタリングでは担保が必要ない分、審査の際に売掛金の未回収リスクが重要視されます。売掛金の未回収リスクが高ければ、ファクタリング会社側が損失を受ける可能性が高くなるため、手数料が高くなってしまいます。ファクタリング手数料を金利に換算すると年利100%を超えることも珍しくないため、未回収リスクの高い売掛債権を使用する際は注意が必要です。とはいえ、上限手数料を設定している会社や2%程度の手数料で利用できる会社もあるため、安心して利用することができます。

売掛債権担保融資とは?

売掛債権担保融資とはその名のとおり「売掛債権を担保に融資を受ける」資金調達方法で、ファクタリングと同様に経済産業省も利用を推奨しています。売掛債権担保融資は主に銀行や信用金庫などが提供しているサービスで、売買契約のファクタリングとは異なり「貸付契約」となります。ファクタリングと同じく、売掛債権を保有していることが利用条件です。

売掛債権担保融資のメリット

売掛債権担保融資では、保有している売掛債権の額面以上の資金調達が可能です。売掛先の信用力や債権の内容によって、融資上限額が設定されるため、売掛先が国の機関や大手企業の場合は、多額の資金を融資してもらえる可能性があります。借入後は金融機関に対して分割で返済することができるため、資金繰りの改善にも活用することが可能です。また、担保があることによって、金融機関側が損失を受けるリスクが低くなります。もし、利用者が支払い不能になった場合でも、担保の売掛債権から損失分を回収することができるため、金利が低い傾向にあります。

売掛債権担保融資のデメリット

売掛債権担保融資は、銀行融資と同様に必要書類が多いうえ審査も厳しいため、融資実行までに時間がかかってしまうデメリットがあります。担保不要のファクタリングでは、最短即日で資金調達することも可能ですが、売掛債権担保融資では融資が実行されるまでに10日ほど日数がかかることがほとんどです。また、売掛債権担保融資を利用中に売掛先が倒産してしまい、売掛金が未回収となってしまった場合は、金融機関への返済が滞ってしまい資金繰りが悪化してしまうリスクもあります。

ファクタリングと共通する点

ファクタリングと売掛債権担保融資の共通点は「売掛債権を活用した資金調達」という点のみです。どちらも保有している売掛債権を活用して資金調達を行う方法で、経済産業省も利用を推奨しています。しかし、ファクタリングと売掛債権担保融資では共通点が少なく、それぞれ違った性質を持っているため、利用する際はどちらが自社に適した資金調達方法なのか、それぞれの特徴を理解し判断する必要があります。

ファクタリングと売掛債権担保融資の6つの違い

ファクタリングと売掛債権担保融資の違いは以下の6つです。

1.担保の有無

売掛債権坦融資では、その名のとおり売掛債権を担保とする必要があります。借入に対して金融機関への返済が不能となった場合には、担保とした売掛債権から返済が行われることになります。一方、ファクタリングは売掛債権を「売買」する取引であるため、担保を用意する必要はありません。利用に際して、担保を気にする必要がないため、気軽に利用することができます。

2.契約形態

ファクタリングと売掛債権担保融資には、契約形態にも違いがあります。ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売却することで売掛金を早期に現金化することができる資金調達方法です。そのため、ファクタリングは「売買契約」となります。一方、売掛債権担保融資は、売掛債権を担保に金融機関から融資を受ける資金調達方法です。そのため、銀行融資と同様に「貸付契約」となります。売買契約と貸付契約では、取引の性質だけでなく、法律なども異なるため、注意が必要です。

3.入金スピード

売掛債権担保融資は、銀行や信販会社などの金融機関からの融資になるため、審査が厳しい傾向にあります。そのため、融資が実行されるまでには10日ほどの時間がかかることが一般的です。一方ファクタリングでは、即日で資金調達することが可能です。特に利用者とファクタリング会社の2社間で取引を完結することができる2社間ファクタリングでは、ファクタリングの利用に関して売掛先から承認を得る必要がないため、よりスピーディに資金調達することができます。また、担保の用意が不要なうえ、売掛債権担保融資に比べて必要書類も少ないため、利用の準備にも時間を要しません。迅速に資金調達を行いたい方は、ファクタリングの方が適しているでしょう。

4.手数料・利息

売掛債権担保融資は貸付契約であるため、借入先に対して利息を支払う必要があります。利息は年利○○%という形で設定されますが、利息制限法が適応されるため、15%を超える利息を請求されることはありません。一方ファクタリングは貸付契約ではないため、利息ではなく手数料が発生します。手数料の相場は、2社間ファクタリングで10%~30%、3社間ファクタリングで1%~9%ほどです。ファクタリングは、担保が不要なうえ原則償還請求権なしの契約であり、貸し倒れリスクが高いことから、手数料が高い傾向にあります。しかし、手数料の低い会社を利用することやオンライン完結型ファクタリングを利用することによって、低い手数料で利用することも可能です。

5.支払方法

売掛債権担保融資では、金融機関に対して分割で返済金を支払います。一括で返済する必要がないため、資金繰りの改善にも活用することができます。しかし、長期間に渡り返済金を支払わなければいけないため、完済までは精神的負担が大きいというデメリットもあります。一方ファクタリングの支払方法は、原則一括のみです。3社間ファクタリングでは、売掛金本来の支払期日に売掛先がファクタリング会社に対して直接売掛金を支払います。一方2社間ファクタリングでは、売掛先から利用者に売掛金が入金され、利用者自身がファクタリング会社に対して売掛金を支払う形となります。

6.売掛先への通知の有無

売掛債権担保融資では、原則売掛先への通知が必要となります。売掛先に通知されることによって、経営状況を不安視され、取引に悪影響を与えてしまう可能性があります。一方ファクタリングには、売掛先への通知が必要な「3社間ファクタリング」と通知を必要としない「2社間ファクタリング」があります。ファクタリングでは、取引方法によって売掛先への通知の有無を決めることができるため、売掛先との信頼関係を築けていない場合でも、安心して利用することができます。

ファクタリング会社から担保を要求された場合は要注意!

上述したように、ファクタリングは「売買契約」であるため、担保を用意する必要はありません。しかし、なかには担保を要求してくるファクタリング会社も存在します。そのようなファクタリング会社は、ファクタリングという名目で貸付契約を結ぶ悪徳業者である可能性が高いため、注意が必要です。担保を必要とする「貸付契約」を結ぶためには、貸金業登録を行う必要があります。もし、担保を要求しているファクタリング会社が貸金業無登録で「貸付契約」を結ぼうとしているのならば、それは法律に反する行為となります。ファクタリング会社は、資金さえあれば誰でも開業することができるため、違法行為を行う悪徳業者も少なくありません。ファクタリングを利用する際は、担保の有無だけでなく、ネット上の口コミ・評判なども確認するようにしましょう。

まとめ:ファクタリングは担保なしで利用できる資金調達方法

今回は、ファクタリングに担保が必要ない理由と売掛債権担保融資との違いについて解説させていただきました。どちらも売掛債権を活用した資金調達方法ですが、契約形態や入金スピード、支払方法など、異なる点が多くあります。ファクタリングは、担保が必要なく、売掛債権担保融資ほど審査が厳しくないため、利用ハードルが低いです。また、即日で資金調達することも可能であるため、急を要する場合にも活用することができます。とはいえ、ファクタリングと売掛債権担保融資には、それぞれメリット・デメリットがあるので、どちらが自社に適した資金調達方法であるか慎重に判断しましょう。

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