千葉県で法人のファクタリング断り事例
千葉県で法人のファクタリング断り事例
千葉県の法人ファクタリング断り事例です。
千葉県でリフォーム業を法人として営んでいる方になります。
6年前に法人設立をしてアパート、マンション、個人宅等を中心にリフォーム工事を手掛けている方になります。
従業員5名を雇い入れ県内外問わずに仕事をされていますが年商としては減少傾向になっているそうです。
主な取引先は不動産管理会社や個人宅になっており、毎月固定で売掛のある法人会社は不動産管理会社1社になっているそうです。毎月の入金額はここ最近では300万円前後の売掛金が発生するそうです。
支払いサイクルは不動産管理会社が月末締め翌月末払いになっており、個人宅に関しては工事完工後7~20日程度で入金になるそうです。
この方が今回、資金調達を希望された理由は外注で依頼する予定工事の手付金の支払いにあてたいとの事でした。
この方は以前からファクタリングを利用していたようで現在も1社利用中との事ですが、手数料比較のためにインターネットで検索してヒットしたMSFJ株式会社にお問い合わせ頂きました。
MSFJ株式会社では法人様はもちろん個人事業主様も対応しています。大きな金額の売掛債権であっても即日対応可能です。さらにMSFJ株式会社では電子契約を利用することで来店不要で対面することなく短時間で契約を締結することができます。
お申し込み後、審査必要書類(請求書、注文書、契約書、取引のある全ての口座の写し)等の提出をしていただきました。提出いただいた書類を拝見し審査に入りましたが、不明点が多数見受けられたため、その内容確認のためお伺いしました。
最初に売却希望の売掛債権の請求書内容ですがマンションのリフォーム工事のものになり特に問題は見られないのですが請求日付がお申し込み頂いた日よりだいぶ先の日付になっていました。これに関しては、完工はしているが売掛先に請求締め日を決められているとの事でした。
次に口座情報を拝見しましたが、今回の売掛先からの入金は毎月あるとのことだったのですが見当たらず、それ以外の入金に関しても2カ月前からなくなってしまっていました。最初に聞いていた話では口座上で確認がとれると伺っていましたが再度伺ったところ手集金で集金しているとの事でした。
法人登記の情報も拝見しましたが代表取締役を含む役員すべての入れ替わりが頻繁に行われているようで、どういう流れで役員の変更が行われているのかも伺ったところ本人も良く分からないとの事でしたが、自身の会社の内部事情を把握できていない事情を聞いてみると最近この会社を引き継ぐ事になって自分が代表取締役に就任する以前の事は何もわからないとの返答でした。
ファクタリングは確定した売掛債権(請求権の発生しているもの)を持っている方を対象にその売掛債権を買い取り、決まった入金日より前に先払いするサービスです。このような事から今回の債権のように請求日付が到来しておらずさらに締っていないものは確定債権とみなす事ができませんので買取り対象外になってしまいます。
さらに審査の段階で判明した会社としての実態(活動している様子)が見られなかった事などから総合的に判断して今回は誠に残念ですがお断りすることになりました。