貿易関連業者必見!国際ファクタリングについて
ファクタリングですが業者によって利用できるものが異なってきます。
たとえば医療機関であれば、医療ファクタリングと呼ばれるものがあります。
今回は貿易関連企業が利用できるファクタリングについてお伝えします。
「国際ファクタリング」と呼ばれるものであり、貿易関連企業の多くが資金調達に利用しているのです。
こちらでは国際ファクタリングとはどういったものなのか?さらには利用の手順、そしてメリットとデメリットについて解説します。
貿易関連企業であり国際ファクタリングの利用を検討している、という方は必見です。
国際ファクタリングとは?
通常のファクタリングとは少し異なっています。
通常のファクタリングは2社や3社が関わって行うことになります。
しかし国際ファクタリングに関しては4社も関わります。
- 自社
- 売掛先(海外企業)
- 国内のファクタリング業者
- 海外のファクタリング業者
国内のファクタリング業者だけではなく売掛先の現地のファクタリング業者も介入することになります。
海外企業も関わってくるので、現地のファクタリング業者も交えなければなりません。国内のファクタリング業者だけでは現地の企業の内情を調べ上げられないケースもあるからです
さらに通常のファクタリングとことなっているのが入金までの流れ。海外の売掛先から現地のファクタリング業者に入金があると、支払いを受けることになります。仮に売掛先から入金がなかったとしても、自社には入金されますが、基本的には売掛先からの支払期日に入金されることになるわけです。
国際ファクタリングの手順とは?
基本的な流れについて以下に簡単に説明します。
まず行うのは自社が日本のファクタリング業者に対してファクタリングを依頼することになります。ここではまだファクタリングを引き受けてくれるかは決まりません。
次に国内のファクタリング業者が海外のファクタリング業者に対して、海外の売掛先の調査を依頼します。海外のファクタリング業者がOKとなった場合には、売掛先の了解を得てファクタリングの契約を結ぶことになります。
海外の売掛先が海外のファクタリング業者に支払いを行います。海外のファクタリング業者が国内のファクタリング業者に対して代金を送金してきます。そして自社に対して代金が支払われることに。
国際ファクタリングのメリットとデメリットとは?
・デメリットについて
売掛先に必ず知られてしまいます。契約時にファクタリングの了承を得なければなりません。
ただし海外では国内よりもファクタリングに対する理解度が高くなっています。それほど心配はありません。
業者選びが大変なのもデメリットです。国際ファクタリングに対応しているファクタリング業者は多くありません。業者を比較検討して選ぶ、ということは難しいのです。
手数料にも問題があります。国内のファクタリング業者だけではなく海外のファクタリング」も契約に関わります。双方にかかる手数料を支払わなければなりません。海外企業の情報を調べるのもかんたんではありません。コストがどうしても発生してしまうのです。
契約までに時間もかかります。差し迫った資金ショートには対応できない可能性もあります。
・メリットについて
代金の回収が確実になります。
海外企業と取引をしていると、代金の回収ができないことも少なくありません。しかし国際ファクタリングであれば、支払いが100%保証されています。
海外取引がしやすくなる、といったメリットも忘れてはなりません。海外企業の調査は困難を極めます。取引先が信用できるかわからないまま取引をしてしまうのは危険ですよね、しかし国際ファクタリングであれば、ファクタリング業者が変わりに信用調査をしてくれるわけ。安心して国際取引ができるのです。